リフォームの見積もりを比べるときに見る5か所|「一式いくら」の見積書で損しないために

見積書を3社並べて、どれが安いのか分からなくなった。

そんな話をよく聞きます。

金額が違うのは当たり前です。問題は、何が違って金額が変わっているのかが書かれていないことのほうです。

今回は、見積もりを比べるときに見る5か所をまとめます。

まず「一式」の数を数える

見積書を受け取ったら、「一式」という言葉がいくつあるかを数えてみてください。

多ければ多いほど、中身が見えない見積書です。

たとえば「浴室改修工事 一式 120万円」とだけ書かれていたら、解体の範囲も、どのグレードの商品を入れるのかも分かりません。

安く見えても、あとから「それは含まれていません」となる余地が残ります。

一式が悪いわけではありません。細かい付帯工事までは書ききれないからです。ただ、金額の大きい項目が一式になっていたら、内訳を出してもらう。ここは遠慮しなくていいところです。

見る5か所

見るところ何が分かるか
商品名と品番同じグレードで比べているか。品番まで書いてあれば定価が調べられる
解体・撤去の範囲どこまで壊すか。ここが一番ぶれる
処分費含まれているか。別途になっていることがある
諸経費の率工事金額の何%か。10〜20%が一般的
追加が出る条件「開けてみないと分からない」部分の扱い

2つ目と5つ目が、金額の差に直結します。

いちばん差が出るのは「開けてみないと分からない」部分

古い家の工事ほど、ここで差が出ます。

たとえば在来の浴室を壊したら土台が腐っていた、床をはがしたらシロアリの跡があった。こういうことは壊すまで分かりません。

このとき、会社によって書き方が分かれます。

  • あらかじめ多めに見ておく会社…見積は高く見えるが、追加が出にくい
  • 最低限で出す会社…見積は安いが、あとから追加が出る

どちらが悪いということではありません。ただ、この違いを知らずに金額だけ比べると、安いほうを選んで後から増えることになります。

聞き方は簡単です。

「もし開けてみて傷んでいたら、だいたいいくらくらい追加になりますか」

ここで具体的に答えられる会社は、現場を分かっています。「そのときは相談で」とだけ言う会社は、少し慎重に見てください。

安いほうを選んでいい場合、よくない場合

金額差には、理由のあるものとないものがあります。

  • 理由がある差…商品のグレードが違う/工期が違う/保証の年数が違う/下地の補修が入っている
  • 理由のない差…同じ商品、同じ範囲なのに金額だけ違う

後者なら、安いほうを選んで問題ありません。

前者の場合、何を削って安くなっているのかを確認してから決めてください。

値引きの話は最後にする

先に値引きを求めると、見えないところで調整されます。

順番としては、中身を揃えてから、同じ条件で比べる。そのうえで金額の話をするのが結局いちばん安くなります。

「A社の見積にはこれが入っていましたが、御社はどうなっていますか」

この聞き方なら、角も立ちません。

何社取ればいいか

3社がちょうどいいと思っています。

2社だと、どちらが相場なのか判断できません。5社になると、比べること自体が負担になって決められなくなります。

そして、3社とも同じ条件で頼むこと。1社だけに追加の要望を伝えていると、比べられなくなります。

今日のまとめ

  • まず「一式」の数を数える。金額の大きい一式は内訳を出してもらう
  • 見るのは商品名と品番・解体の範囲・処分費・諸経費の率・追加の条件
  • いちばん差が出るのは開けてみないと分からない部分の見込み方
  • 金額差に理由があるかどうかで判断する
  • 値引きの話は最後。先に中身を揃える
  • 3社を、同じ条件で

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まずは手元の見積書で、「一式」がいくつあるかを数えてみてください。そこから話が始まります。

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