タンクレスにすると手洗いがなくなる?アラウーノVという選択と、高齢者が使う前の確認5点

トイレを新しくするなら、いっそタンクレスにしたい。見た目がすっきりするし、掃除も楽そうだ——そう考えてカタログを開くと、ある問題にぶつかります。手洗いが付いていない。

今まではタンクの上で手を洗っていたのに、タンクレスにすると手を洗う場所がなくなります。別に手洗器を置くとなると、スペースも工事費も追加になります。

この記事では、パナソニックのタンクレストイレ「アラウーノ」を例に、手洗い付きを選ぶ方法と、高齢の方が使う前提で見ておくべき点をまとめます。

アラウーノとはどんなトイレか

 タンクレストイレ「アラウーノ」はパナソニックのタンクレストイレです。



最近では飲食店の店舗などでもたくさん見かけるようになりました。


有機ガラス系の新素材でできており、陶器より軽量です。


【アラウーノの特徴】は

・汚れが付きにくく、陶器では防ぐことができない水垢がつかない。

・細かい成形ができるためトリプルガードにより「ハネ、タレ、モレ」をガードできる。

・激落ちバブル洗浄

・便器と機能部分の継ぎ目がない。

などがあります。


【ネット口コミのデメリットとしては】

・ダサい

・全自動お掃除はいらない

・陶器の便器と違ってプラスチックなので黄ばんだ

・保証期間が短い

というものがありました。


ただ、トリプルガードは良いというご意見も多いです。


自宅のトイレをリフォームしようと思い、今と同じ手洗い付きはないかとカタログを見たところ、

手洗い付きが見当たりませんでした。

パナソニックのホームページはこちら

アラウーノ L150シリーズ. アラウーノ S160シリーズ. アラウーノ S141. New アラウーノV. 小規模施設用アラウーノ(パブリック用)



ですが、手洗い付きも選べる「アラウーノV」というシリーズがあります。

タンクレスタイプが一般的なので手洗い付きを発見しにくいですが、

このように変わった形で手洗いがついているものもあります。



当社は介護リフォームから始まり、水回りの工事を行っている会社になります。



       

結論:手洗い付きなら「アラウーノV」

アラウーノのシリーズはタンクレスタイプが中心なので、カタログをめくっても手洗い付きが見つけにくいのですが、手洗い付きを選べる「アラウーノV」というシリーズがあります。

上の写真のように、変わった形で手洗いが付いているタイプです。「タンクレスにしたいが手洗いは残したい」という要望には、この選択肢があります。

高齢の方が使う前提で確認しておきたい5点

介護リフォームの視点で見ると、タンクレストイレには先に確認しておくべき点があります。

① 停電したときに流せるか

タンクレストイレは電気で給水を制御しています。停電すると通常の操作では流せません。機種ごとに手動での流し方(レバーや電池)が用意されていますが、その操作をご本人ができるかは別の話です。取扱説明書の該当ページをコピーしてトイレに貼っておく、といった備えをおすすめします。

② 水圧が足りるか

タンクレスは水道の圧力で直接流すため、必要な水圧が確保できないと設置できません。2階のトイレ、高台の住宅、古い配管の家では確認が必要です。見積もり時に必ず水圧を測ってもらってください。

③ 立ち座りのしやすさ

便器の高さは立ち座りのしやすさを大きく左右します。膝や股関節に不安がある方には、座面が高めのほうが楽です。デザインで選ぶ前に、実際に座って確かめられるショールームへ行くことをおすすめします。

④ 手すりを付ける場所が残るか

タンクレスは本体がすっきりしているぶん、背面の壁が広く空きます。これは手すりを付けるうえでは有利です。ただし、手洗器やカウンターを後ろに置くと、その壁が使えなくなります。手すりを付ける予定があるなら、レイアウトを決める前に業者へ伝えてください。

⑤ 操作パネルが分かりやすいか

リモコン式の操作パネルは、認知機能が低下してきた方にとって使いにくいことがあります。ボタンが多い、文字が小さい、壁のどこにあるか分からない。実際に「流せなくなった」というご相談は少なくありません。ボタンが大きく、表示が分かりやすい機種を選んでください。

介護保険の住宅改修との関係

ここは誤解が多いところなので、はっきり書きます。

便器そのものの交換(洋式から洋式)は、介護保険の住宅改修の対象外です。住宅改修の対象は「洋式便器等への便器の取替え」——つまり和式から洋式への変更です。すでに洋式のトイレを新しい洋式に替えるのは、原則として対象になりません。

ただし、同じトイレの工事でも次の部分は対象になり得ます。

  • 手すりの取付け
  • 出入口の段差の解消
  • 滑りにくい床材への変更
  • 扉の引き戸への取替え・ドアノブの変更

つまり便器代は自費、周辺のバリアフリー工事は保険対象という組み立てになります。業者には内訳を分けた見積もりを依頼してください。そして着工前にケアマネジャーを通じて市町村へ事前申請してください。工事後の申請は認められません。

なお、和式から洋式へ替える場合は便器の交換そのものが対象になります。この差は大きいので、今が和式であれば必ず相談してください。

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トイレの交換は、便器本体の価格より「どこまで工事に含むか」で総額が変わります。手洗器の設置や手すりまで含めた形で、複数社に見積もってもらってください。
リフォーム一括見積もりサイト【Re:est(リエスト)】

まとめ

  • アラウーノは有機ガラス系の素材で、水垢が付きにくく継ぎ目がないのが特徴
  • 口コミでは「トリプルガードは良い」という声がある一方、素材や保証期間への不満もある
  • 手洗い付きを選ぶなら「アラウーノV」
  • 高齢の方が使うなら、停電時の操作・水圧・座面の高さ・手すりを付ける壁・操作パネルの分かりやすさを確認する
  • 洋式から洋式への便器交換は介護保険の対象外。手すり・段差・床材・扉の部分は対象になり得る(和式→洋式は便器交換自体が対象)

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