朝、窓がびっしょり濡れている。サッシに水がたまっている。
放っておくと、カーテンの裾と、窓まわりの壁紙が黒くなります。
結露は「拭けばいい」話ではありません。今回は、結露が起きる仕組みと、工事で直すならどこからかを整理します。
結露は、窓が冷たいから起きる
仕組みは単純です。
- 空気は、あたたかいほど水分を多く持てる
- 冷たいものに触れると、持てなくなった分が水になる
- 家の中でいちばん冷たいのは、たいてい窓ガラスとアルミサッシ
つまり、窓が冷たいかぎり、結露は毎朝出ます。拭くのは対症療法です。
工事をする前にやること
いきなり工事の話をする業者には注意してください。先にこれを試す価値があります。
- 朝、5分だけ窓を開ける…夜のあいだにたまった湿気を出す
- 洗濯物を室内で干す場所を変える…寝室で干すと、朝の結露が一気に増えます
- 家具を壁から数センチ離す…壁の裏にカビが出るのはここです
- 開放式のストーブを見直す…石油やガスを室内で燃やすと、燃やした分と同じくらいの水蒸気が出ます
4つ目は見落とされがちです。加湿器を使っていないのに結露がひどい家は、だいたいこれです。
それでも直らないなら、窓を変える
工事で効くのは、順番としてこうです。
| 工事 | 効き方 | 工期の目安 |
|---|---|---|
| 内窓(二重窓)を足す | いちばん費用対効果が高い | 1窓あたり1時間程度 |
| ガラスだけ交換(複層ガラス) | 効くが、サッシが冷たいままだと結露は残る | 半日〜 |
| サッシごと交換(カバー工法) | いちばん効く。費用も上がる | 1窓あたり半日 |
| 壁の断熱 | 効くが、壁を壊す工事になる | 数日〜 |
まずは内窓です。既存の窓はそのままで、内側にもう1枚足すだけ。壁を壊さないので、工期も費用も抑えられます。
結露だけでなく、寒さと、外の音もかなり変わります。
見積もりで見る3つ
内窓の見積もりが出てきたら、ここを見てください。
- 何窓分か、窓ごとに書いてあるか…「内窓工事一式」はだめです。窓のサイズで金額が変わります
- ガラスの種類が書いてあるか…単板か、複層(ペア)か。複層のほうが効きますが、金額が上がります
- 補助金を使うかどうか…断熱改修は補助の対象になることがあります。申請の手間を業者がやるのか、自分でやるのかも確認してください
補助金は年度ごとに内容が変わります。「今年はどうなっていますか」と聞くのがいちばん早いです。
全部の窓をやる必要はない
予算が限られているなら、やる窓を絞ってください。
- 寝室…朝いちばん結露するのはここ。睡眠の質にも効きます
- 北側の部屋…いちばん冷えて、いちばんカビます
- 大きな窓があるリビング…寒さの体感がいちばん変わります
この3つから1つ。まず1部屋だけやって、効果を見てから広げるのが現実的です。
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内窓は、同じ商品でも業者によって金額が変わります。取り付け費と、既存の窓枠の状態で差が出るからです。
相場を知るには、複数社の見積もりを並べて見るのがいちばん確実です。窓の数と部屋を伝えれば、すぐに比較できます。
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今日のまとめ
- 結露は窓が冷たいから起きる。拭くのは対症療法
- 工事の前に朝5分の換気・干し場所・家具の位置・開放式ストーブを見直す
- 工事でいちばん費用対効果が高いのは内窓
- 見積もりは窓ごとの金額・ガラスの種類・補助金の3つを見る
- 予算が限られるなら寝室か北側の部屋から1つ
まずは明日の朝、どの窓がいちばん濡れているかを見てみてください。そこが最優先です。
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