冬の結露とカビ|工事の前にやる4つと、内窓を入れるときの見積もりの見方

朝、窓がびっしょり濡れている。サッシに水がたまっている。

放っておくと、カーテンの裾と、窓まわりの壁紙が黒くなります。

結露は「拭けばいい」話ではありません。今回は、結露が起きる仕組みと、工事で直すならどこからかを整理します。

結露は、窓が冷たいから起きる

仕組みは単純です。

  • 空気は、あたたかいほど水分を多く持てる
  • 冷たいものに触れると、持てなくなった分が水になる
  • 家の中でいちばん冷たいのは、たいてい窓ガラスとアルミサッシ

つまり、窓が冷たいかぎり、結露は毎朝出ます。拭くのは対症療法です。

工事をする前にやること

いきなり工事の話をする業者には注意してください。先にこれを試す価値があります。

  1. 朝、5分だけ窓を開ける…夜のあいだにたまった湿気を出す
  2. 洗濯物を室内で干す場所を変える…寝室で干すと、朝の結露が一気に増えます
  3. 家具を壁から数センチ離す…壁の裏にカビが出るのはここです
  4. 開放式のストーブを見直す…石油やガスを室内で燃やすと、燃やした分と同じくらいの水蒸気が出ます

4つ目は見落とされがちです。加湿器を使っていないのに結露がひどい家は、だいたいこれです。

それでも直らないなら、窓を変える

工事で効くのは、順番としてこうです。

工事効き方工期の目安
内窓(二重窓)を足すいちばん費用対効果が高い1窓あたり1時間程度
ガラスだけ交換(複層ガラス)効くが、サッシが冷たいままだと結露は残る半日〜
サッシごと交換(カバー工法)いちばん効く。費用も上がる1窓あたり半日
壁の断熱効くが、壁を壊す工事になる数日〜

まずは内窓です。既存の窓はそのままで、内側にもう1枚足すだけ。壁を壊さないので、工期も費用も抑えられます。

結露だけでなく、寒さと、外の音もかなり変わります。

見積もりで見る3つ

内窓の見積もりが出てきたら、ここを見てください。

  1. 何窓分か、窓ごとに書いてあるか…「内窓工事一式」はだめです。窓のサイズで金額が変わります
  2. ガラスの種類が書いてあるか…単板か、複層(ペア)か。複層のほうが効きますが、金額が上がります
  3. 補助金を使うかどうか…断熱改修は補助の対象になることがあります。申請の手間を業者がやるのか、自分でやるのかも確認してください

補助金は年度ごとに内容が変わります。「今年はどうなっていますか」と聞くのがいちばん早いです。

全部の窓をやる必要はない

予算が限られているなら、やる窓を絞ってください。

  • 寝室…朝いちばん結露するのはここ。睡眠の質にも効きます
  • 北側の部屋…いちばん冷えて、いちばんカビます
  • 大きな窓があるリビング…寒さの体感がいちばん変わります

この3つから1つ。まず1部屋だけやって、効果を見てから広げるのが現実的です。

PR
内窓は、同じ商品でも業者によって金額が変わります。取り付け費と、既存の窓枠の状態で差が出るからです。
相場を知るには、複数社の見積もりを並べて見るのがいちばん確実です。窓の数と部屋を伝えれば、すぐに比較できます。
全国優良リフォーム会社への一括見積もりなら【リショップナビ】

今日のまとめ

  • 結露は窓が冷たいから起きる。拭くのは対症療法
  • 工事の前に朝5分の換気・干し場所・家具の位置・開放式ストーブを見直す
  • 工事でいちばん費用対効果が高いのは内窓
  • 見積もりは窓ごとの金額・ガラスの種類・補助金の3つを見る
  • 予算が限られるなら寝室か北側の部屋から1つ

まずは明日の朝、どの窓がいちばん濡れているかを見てみてください。そこが最優先です。

コメント